七五三での着物

七五三で着たい着せたい着物について

七五三は日本で行われてきた行事、とっても日本らしいものです。それだけに多くの方が着物を着たい、着せたいとお考えになります。普段着が洋服になって久しい日本人、着物のことをすっかり忘れてしまいました。素敵な着物のこと、少しだけ、おさらいしてみましょう。

 

着物ってすごい!

着物は反物を最小限だけ裁断し、四角いままで衣服に仕立てます。合理的で効率が良く、世界でも類を見ない優れた衣類です。大人へは本断ち、子ども用には小断ちと言う裁断方法があり、反物を無駄にしません。少し大きい場合は肩上げ、腰上げと言って体に合わせる直しが効き、小さい場合も若干であれば縫い代から出して大きくすることができます。

 

お宮参りのお着物を一つ身で作ったら、三歳では袖の縫い方を直して着られます。そのほか、三つ身、四つ身と言う小断ちが子ども用です。昔なら、母親の着物を仕立て直して着付けたこともあったでしょう。今はお子さんの体格も昔と比べてずっと大きいので、7歳にもなれば本断ちを直して着る方も多い様です。これらの直しはどこで引き受けて頂けるかと言うと、呉服屋さんです。お直し屋さんは主に洋服をミシンで扱われています。着物の直しは専門外です。

 

着物は手縫いで作られてきましたので、直しも手で縫い上げます。その方が解くのが簡単で跡も残りませんし、都合が良いのです。黒の最高礼服は手縫いで手作りが当たり前と言う着物文化、残したいですね。

 

どんな着物を着たらいい?

着物には格があり、女性用はおしゃれ着、訪問着、留袖と格が上がります。七五三では訪問着が良いでしょう。訪問着と同格の付け下げもOK。おしゃれ着に含まれる小紋でも、江戸小紋は格上とされますので、柄が良ければ七五三に着て下さい。紋が入ればなおよいです。総絞りは主役を奪う贅沢な着物です。七五三ではお子さんが着れば良く、親御さんが着ることはありません。

 

男性では、断然「黒紋付」が最高。5歳の男の子に袴を選ぶ時、華やかな羽織に目が行きがちですが、ルールとしては「紋付」が正式です。今ではお好みでどちらでも良いのですが、シックに昔らしくやってみよう、と言うなら黒一色でビシッと決めるのもカッコイイですよ。

 

アンティーク着物と言う別名がついて、古い着物も好まれています。オークションやリサイクルショップで良いものが安くなっていることがあります。勉強をしたら、お値打ち品を探しに行きましょう。ブランド着物は洋服のブランドが着物をデザインしたもので、女の子に人気です。モダンな柄が楽しく和装入門向きで、気軽に手にでき扱いも楽なものが多い様です。

 

小物や着用後のこと

着物を着るには帯、帯揚げ、腰紐、伊達締め、帯締め、下着として襦袢が最低限必要です。帯は袋帯、名古屋帯などがあります。難しい結ぶ部分が出来上がっている作り帯は簡単に着られますが、上手な手結び帯に比べて着崩れがしやすいと言う意見もあります。七五三で3歳の子に重たい帯は、一般的には不要。着物の付けひもで着て、被布を上に着ましょう。そのほかに履物や足袋も必需品です。

 

大きなカバンを担ぐのはNG、和装の際は持ち物は最小限、手に下げられる程度としましょう。お土産など大きなものは風呂敷を使いましょう。扇子やちょっとしたものは懐や帯に挟むと持ち歩けます。

 

正絹と言って絹でできた着物は毎回洗えません。もし汚れてしまったら、着物のクリーニングができるお店へ相談します。正絹のクリーニング代は化繊の着物が買えるほどのお値段になります。相場で8000円です!

 

⇒七五三写真の記念撮影は出張カメラマン